動物披食散布(鳥散布)6



ホオノキの冬芽。モクレンモクレン属。
ホオノキの冬芽(頂芽)は大変大きく、2枚の芽鱗に包まれる。2枚の芽鱗はつなぎ目が癒着してキャップ状になる。
少し下に葉痕が並ぶのが見える。葉は輪生に見えるが、葉痕からも分かるように輪生ではなく、節間が詰まった互生で「偽輪生」と呼ぶ。



ホオノキの芽吹き。
芽鱗が外れた後、折りたたまれた葉が1枚ずつ展開する。葉の外側に見える淡褐色のものは葉を保護していた托葉で直ぐ落ちる。托葉は葉1枚ごとにセパレーターのようにつき、芽鱗もまた托葉の変化したものである。



ホオノキの花。
開花初日は半開きで強い香りで昆虫を誘う。雌しべはは熟して柱頭を開くが,雄しべはまだ花粉を出さない。雌性先熟という。
一度閉じた花が二日目にはより大きく開き、雌しべは柱頭を閉じ雄しべが熟して花粉を出し始める。雄性期という。ホオノキは蜜を出さず昆虫への見返りは花粉ということになる。
初日の花には昆虫に対する代償がなく「騙し」と言われる。